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A Glossary to Kipling's Indian Fiction

辞書ではありません。アングロ・インディアン(在印イギリス人)が取り入れた Hindi、Urdu、その他のアジアの言葉について、Kipling の『インドもの』で使われている意味を載せています。
内容は随時追加しています。また、訂正することがあります。

Anglo-Indian 在印イギリス人をさして用いられた/現在では「印欧混血の」の意味で使われる
anna アンナ/インドの旧通貨単位 1 pice = 1/4 anna、1 anna = 1/16 rupee (現在は 1 paisa = 1/100 rupee)
ayah メイド、子守係(女性)
baba 子供(インド人がイギリス人の子供に)/もとは尊称、'baby' との類似から?
babu 元来は主に Bengal 地方で用いられた尊称/イギリス人によって、表面のみイギリス的なインド人事務員(英語の読み書きができる)を指して、皮肉っぽく用いられるようになった
bandobast 協定、組織などをおおざっぱに表す語
bearer 男性召使い
Belait = England, or Europe
beloo 巨人、鬼
Bhotiyal チベット/Botiya チベット人
Brahman バラモン/インド四姓中最高階級である司祭者層
Brahmin Brahman 階層に属する者
buckshish チップ、施し/辞書の見出しでは 'baksheesh'
bund 土手、堤防、土手道、岸壁
bunnia (インド人)商人、小売店主
Burra Sahib = great man
burra-khana 盛大なディナー
but 小鬼、妖精
but-parast 偶像崇拝者、異教徒
byle 雄牛
Chaaszee 農民、農耕者
changar 女性労働者の一団
chela (仏門の)弟子
chubara あずま屋
dacoit 盗賊、追いはぎ、武装強盗/dacoity その行為
dak (dawk) 1日の道のり、宿場、(人や馬による)輸送、駅伝郵便(物)/本来のつづりは a の上に ^ がつく
dak bungalow (駅伝街道の)宿場宿
dali 捧げ物(果物や花など)
dandy 傾斜地で使われた乗り物/日本の『駕籠』のように二人でかつぐが、人が乗る部分はハンモック状
dun (doon) 北インド地方、丘陵のあいだの台地
ekka インド人の用いた1頭牽きの車
ghari
(gharri, gari)
荷車や馬車を指す一般的な語
ghat 川岸に設けられた船着き場または川に降りる階段状の施設
ghi (ghee) ギー/水分を蒸発させた精製バター、料理用
godown 倉庫、貯蔵所
gymkhana 競馬を含むスポーツ競技会、運動場
half-caste 欧印混血の
hamal ポーター
hookah 水ギセル
jhampan (jampan) 2人以上でかつぐ椅子駕籠
jhampani jhampan をかつぐ人、または人力車夫
jhil
kabari 中古家具業者
khansamah 執事
Kashi Benares ベナレス
Kazi (イスラムの法で)判事
Khitai 中国人
khitmutgar 召使い、特に給仕
Kismet 宿命、運命
kos (cos) 1 kos は約 1.5 マイル
kul 明日、昨日
lakh, lac 100,000
lac-bangle 安物の漆塗り腕輪、足首飾り
madrissah 学校
mahajun 大銀行家/=great person
maharaja 大王、インド主要土侯国の王
maharanee
(maharani)
maharaja の妻、'ranee' よりも高位の王女、インド主要土侯国の女王
maidan インドで、街なかの、あるいは街に隣接する、広場または公園
memsahib 女主人、奥様/'sahib' の女性形
mofussil いなか/英領インドで広く使われた語
naik 伍長
napi
(gnapi, ngapi)
ビルマの魚加工食品/強い匂いがある
nautch 舞踊の公演
pagal 狂った、ばかげた
pahari 北インドで、高地人のことを指す
parao 休憩所
pardesi 外国人
pice パイス/インドの旧通貨単位 1 pice = 1/4 anna、1 anna = 1/16 rupee (現在は 1 paisa = 1/100 rupee)/「お金」の意味でも使われた
puggree ターバンの布
pukka 完全な、申し分のない、適した
punkah 布製つり団扇/天井からつるして、それにつけたひもを召使いに引かせた
Raj 統治、支配/イギリスのインド支配機構
raja ヒンドゥーの王、王子、貴族
Rajput
(Rajpoot)
武勇で知られる北インドの種族/Kshatriya(武士階級)の出身とされる
ranee (rani) ヒンドゥーの女王、raja の妻、王女
'rickshaw rickshaw, jinrickshaw とも/人力車/明治初め頃から日本より輸出された
ryot (納税義務を負う)インド人農民
sagar 湖、池
sahib = 'gentleman', 'master', 'lord'/ Kipling の時代には、ヨーロッパ人を指すのに使われた/「@@@ Sahib」のように、敬称にも
sais 馬番、馬係
Sansis 北インドの、ジプシー的生活をする民族
serai 旅行者用宿舎、隊商宿
shikar 狩猟、獲物を追うこと
shikar-kit 狩猟服
tiffin lunch または昼の軽食/動詞としても用いる
tonga 2頭だて2輪馬車/Simla など高原の街へつづく街道でよく用いられた
topkhana 砲兵隊
tussur 品質の低い絹
Waler インドの騎兵隊で使われたオーストラリア産の大型の馬。/もと New South Wales で飼育されたため、この名が付いた。
wallah 名詞のうしろにつけて「係」「関係者」「(それを)する人」を表す ( a ticket wallah =切符係)/早くから英語に取り入れられた
yogi お坊様




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