August 2006

CONFESSION

One hour in every hundred hours
I sing of childhood, birds and flowers;
Who reads my character in song
Will not see much in me that's wrong.

But in my ninety hours and nine
I would not tell what thoughts are mine:
They're not so pure as find their words
In songs of childhood, flowers and birds.

告　　白

百時間のうち一時間
僕は　子供時代や鳥や花を詠う。
歌に僕の人柄を読む人には
僕の悪いところが　見えない。

でも、あとの九十九時間
僕が考えていることは　言いたくない。
子供時代や花や鳥の歌で
ことばにするほど無垢じゃない。

William Henry Davies (1871-1940)

William Henry Davies については、April 2006 を参照のこと。

誰でも思い当たるフシがありそうな告白。それにしても、善き部分が１％という割合は、大きいのか小さいのか。

私自身についていえば、詩人ではないので、９９％の部分は「無垢じゃない」とは違う系統の「頼りない」「なさけない」だと思います。そうして、残り１％の部分が表に出て奮闘している・・・そんな感じがします。さて、皆さんはいかがでしょう。