エンディミオン：　［Endymion］　美貌の若者。羊飼い。　

アルテミス：　[Artemis]。ローマ神名ディアナ［Diana：英語読みダイアナ］。月、そして狩猟の処女神。持物は三日月、鹿、猟犬。

ゼウス：　［Zeus］。ローマ神名ユピテル［Jupiter：英語読みジュピター］。主神・天空神。アルテミスの父。

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エンディミオンはアルテミス（あるいはゼウス）に不老不死を願い、永遠の眠りを授けられることでその願いはかなえられた。　エンディミオンに恋をしたアルテミスは、夜ごとにラトマス山［Mount Latmus］に降りて、そこで眠ったままの彼を抱擁したという。

もともとはギリシアの月の女神セレネ［Selene］の物語だったが、後にアルテミスがセレネと同一視されたため、アルテミスの恋の物語となった。　別の話ではセレネはエンディミオンの子供を 50人もうけたことになっており、本来はこの女神が多産を象徴する地母神であったことを示している。

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神に願いをかけるのは難しい。いくら不老不死だからといって、眠ったままでは・・・・・。「そんなはずではなかった」と思おうにも、眠っているのだからどうしようもない。　せめて、いい夢を見ていてほしいものである。

それにしても、眠れる美青年を屋外に放置しておくなど、アルテミスも不用心なことである。下っ端のニンフなどがちょっかいを出しに来るかも、とは思わなかったのだろうか。　もっとも、昼間は兄の アポロン（アポロ）が空から見ているので、大丈夫なのかもしれないが。

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編集人のひとこと：　夢の中でかわいい女のコに優しくされて「さめなければいい」と思っている島村くんの図ですな。