1865年


父: John Lockwood Kipling (1837 - 1911)

Methodist 聖職者の子として生まれる。陶器デザイン、建築彫刻の仕事を経験したのち、インド Bombay の Jeejee School of Art に教授のポストを得て、建築彫刻を担当することになる。1865 年 3 月に結婚、同年 12 月に任地インドに向かう。

息子 Kipling の作品の挿絵をしばしば手がけている。


母: Alice Kipling (1837 - 1910)

旧姓 Macdonald。D. G. Rossetti のグループと親交があり、結婚披露パーティーには、Rossetti 兄妹の他、Ford Madox Brown(画家)や A. C. Swinburne(詩人)も出席している。

Alice の妹 Georgiana は Edward Burne-Jones(画家)と、Agnes は Sir Edward Poynter (のちに Royal Academy 会長)と、Louisa は Alfred Baldwin と、それぞれ結婚。Louisa の息子 Stanley は、のちに首相となっている。

インドに移ってからは、Lahore の社交界で中心的存在となった。夫と共に、Kipling に創作上のアドバイスをすることがよくあった。なお、一家はファミリーで詩や物語を発表したこともある。


名前 'Joseph Rudyard' の由来

'Joseph' は父方の祖父の名。Kipling 本人は、この名を使うことはなかった。
'Rudyard' は、両親が出会った Staffordshire の湖の名にちなむ。